2006年04月07日

冬の嵐(3)

広大で殺風景な貨物エリアでは
東西南北が簡単にわからなくなる。
最初に見つけたゲートから出る際に
「もう帰りたいんですけど高速入口はどっちでしょう?」
と尋ねた私に警備員(?)さんは苦笑した。
NAOちゃん、ここは嫌い!もうお家に帰りたいの・・・と
幼児退行を起こしているような声だったのだ(笑)
疲れてむずかる5歳児が憑依していたらしい。

最初のSAでエリコルとカーラを降ろしてみた。
カーラはアスファルトの上を上手に歩けなかったが、
芝生の上ではうひょうひょと全てに興味津々だった。
エリコルにカーラを紹介してみたが
特に喜びも怒りもせず
「ふーん」という程度の反応だった。
そこを出発した直後から台風のような雨風に見舞われた。
なぜ運転している時だけ嵐なんだよ〜!(泣)
常時強風で普段なら120kmくらい出せる道を80km走行。
突風が吹くとハンドルを握り締めながら更に速度を落した。

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2006年04月05日

冬の嵐(2)

飛行機での輸送は犬に対してかなりの負担になる。
ましてや仔犬だ。
聞くところによると大抵の仔犬はバリの扉が開かれても
奥でかたまっていて引きずり出されるか
おそるおそる様子を伺いながら出てくるというのが
常識的な光景らしい。
(成犬だとキレて大暴れという話も聞いたことがある)。

が、カーラはいきなり非常識だった。
扉が開くと同時にうひょーっと発射してきやがった。
しかも臭い。バリに敷き詰められた新聞紙は複数回の
シッコとウンチをされた上に落ち着きのない仔犬に
踏み固められ、怪しくも臭い合板と化していた。
(聞くところによると同じような旅をしてきたJupiは
バリの中で全く排泄をしていなかったそうだぞ>カーラ)

身を挺して臭くて興奮した仔犬の餌食になりながら
メイママに助けられつつ首輪とリードを装着した。
それでも周りにいた全員に飛びつこうと仔犬は大暴れだ。

   よろしいですか?
   カーラの性格は私の影響とお考えの皆さん、
   彼女はこの時点で既にこんなヤツだったんですよ。


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2006年04月04日

冬の嵐(1)

2002年12月下旬のド平日。
慌しい時期にヤツはやってきた。
私は知らない道の長距離運転も首都高も不慣れだった。
夫は基本的に妻の運転を信用せず、
滅多にハンドルを預けないので
私が腕を上げる機会は決して多くないのに
どうしようもない時だけ開き直ったように
いきなり丸投げしてくる。
確かに休みを取るなどあり得ない状況ではあった。
でもカーラは待ってくれない。行くしかあるまい

・・・と覚悟はしつつもヘタレな私は
近所の友達を巻き込んだ。
何もしてくれなくていい。
ただ横にいてくれるだけで心の支えになるのだ。
万が一ヘボ運転で事故でも起こしたら
彼女とご家族にどう責任を取るつもりだと慮る余裕はなかった。
ドグスポにはまって早朝出発上等・・・という生活とは無縁の人が
「朝6時に迎えに行くね!」なんて迷惑な話に乗ったのは
緊張で半壊状態の私を見るに見かねた優しさだったのか
珍しい仔犬(実際は野犬なのだが)への好奇心だったのか
・・・何にしても大変お世話になりました>メイママ
(ここで頭を下げても彼女はネット環境にないが・爆)

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2006年03月22日

お迎え準備(2)輸出入のあれやこれや

先方は犬の輸出に慣れておられたが、日本独自の手続きもあろう。
私はこんなことが初めてだったので右も左もわからなかったが
なにせ仔犬だ。不備があって送り返されたり、
せっかく狂犬病清浄国からくる拘留検疫不要の仔なのに
半年も検疫所に留められてはシャレにならん。
何度確認しても足りないほど神経を使った。
この作業を代行してくれる業者はいたが使いたくなかった。
ブリーダー探し&成約で他人のお世話になった自分を
やや不甲斐なく感じていたので、
これくらい自分でせねば恥ずかしいと思った。
だって私の大切なカーラだもの。
(幻想の中の仔犬って一番輝かしいよな〜
  現物にひどい目にあって目が醒めるんだけど〜)


輸入に関して連絡、確認をとるべき相手は
国家(検疫と税関)と輸送業者だった。
ブリーダーさんがてきぱきと必要な事務処理を進めて下さるのに
遅れをとらないよう、必死で対応した。
私は全く別分野だが法律関係の仕事をしていたので、
元々すごく苦手な作業ではなかったはずだが、
なにせ小さな命がかかっていると思うと
ひとつひとつの作業にひしひしと感じた責任の重さは
当事の書類を見るだけで蘇ってくる。

カーラが成田空港に着く日程が一方的に通告された。
当方の都合はこれっぽっちも気にしてくれなかったが(笑)
カーラの負担が最小限で済むように配慮されていたのは
よくわかった。
シドニーを夜出発して成田に早朝到着する便だ。
上等である。是が非でも迎えに行きますとも。

シドニーまで迎えに行こうかと考えたが、
会ってもすぐに離れ離れになって輸送されるのだから、
成田で会っても同じかと思ってやめた。
エリコルを放置もできなかったし。
が、後になって迎えに行くべきだったと後悔した。
と言うのは・・・・

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2006年03月21日

お迎え準備(1)自宅を何とかしよう

中型犬がやってくる。
しかも元気は一杯で分別は少なめであろう生後3ヶ月。
シニアな小型犬が暮らす家にはあちこち問題があった。
とにかく犬の安全だけは確保せねば。




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posted by NAO at 11:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | カーラが来るまで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

誕生

確約された状態で待つのがあまりに楽しかったので
今回のお産で私の分の仔犬がいなくてもいいと思っていたが
残念ながら(ってことはないが・笑)うちの子は生まれた。
2002年9月末のことだ。
飛行機での長距離輸送がある関係で通常より1ヶ月余計に
親元でお世話になるので「名前を決めて報せてくれ」と
言われて私達は焦った。
待つ態勢でいたので全く考えていなかったので(爆)

「犬たちをめぐる小さな物語」に登場したクイニーは誇り高く
勝気なケルピーだった。私はQUEENのファンでもあるし
これを頂こうとしたら夫が反対した。
まあね、「女王然とした」という意味以外に
ホモのカップルの女役という意味もあることを思い出し(笑)、
残念ながら断念した。
名づけの趣味が合わない夫婦がなんとか合意に達したのは
私がイタリア語辞典をめくってひろいあげた名前だった。

CARA(カーラ)
CARO(大切な、貴重なもの)の女性形である。

カルロッタという名の愛称でもあると去年某映画で知る(笑)
血統書名もこれにする予定がなぜかANKCにはねられ、
こちらもイタリア語からFELICE(フェリーチェ)。
祝福とか幸福という意味。(フルーチェではない!)
本犬はオーストラリアの野犬だし
イタリアには借りも恩もゆかりもないが
明るくて音楽的なイタリア語の響きが好きなのだ。

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2006年03月18日

私にケルピーは飼えるのか?

可能な限りの情報収集をしたつもりだったが
私のケルに関する知識など無知に毛の生えた程度のものだ。
オーストラリアのケルサイトを見て驚いたのは、
ほぼ全てのサイトで
「家庭犬に不向き」「住宅地での飼育に不向き」
と警告していたことだ。
国内繁殖のケルと本場モノは気質がかなり違うのか?
いかに憧れの犬とはいえ、エリコルをぶっ壊すような荒くれ者では
2頭を虹の橋とやらに見送った後でしか飼えないではないか。

我家向きのケル。私好みのケル。
この条件を満たす繁殖をしている人はどこにいるのか、いないのか。
そういうことを昔馴染みのトレーナーさんに調べて頂いた。




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2006年03月14日

エリーの後継犬種は?

雑誌の広告で「オーストラリアン・ケルピー」という
未知の犬種の写真を見たとき(1997年だ)
私の好みを完璧に体現したその容貌にぐっときた。
どんな性質の犬なのかはわからなかったが
遠い将来に備えて脳みそにインプットされた。
そして本などで少しずつケルについて知るにつれ
彼らへの思いが募っていった。全てを愛せる気がした。

ただ、何しろ情報が少ない。
国内での繁殖も選べるような数ではない。
もう少し手出ししやすい犬種で私のマイナーな好みに
ぐっとくるのはないものか。



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2006年03月09日

コーギーの十字架

この犬種を心から愛してやまない方々には申し訳ないが
彼らと本気で向き合った末での個人的な見解として。


また私達の悪口を書くつもりよ!
ヒキコモリをして抗議するわっ!

別にそんな意味じゃないと思うよ。
だから僕のハウスから出てってよ。窮屈だから。

051202_1755~01.jpg



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2006年03月08日

もう1頭いっちゃう?

ケルピーのことはエリーが2歳の頃から気にしていたが
私の好みは年齢の離れた2頭飼いだ。
(シニア犬に喝が入って若返るのを狙いたいのと
 不器用ゆえに犬育ては1頭に集中して臨みたい)
と、飼うとしてもまだまだ先の話だった。
エリーとの暮らしに集中しながら
ゆっくりケル情報を集めながら検討するつもりだった。

が、予定外、計算外の椿事。コルボがやってきた。
彼を引き取った当事はケルピーのことは殆ど諦めた。
仕事を持ちながら2頭を別々に連れ出してトレーニングしていた。
どこにも余力などなかったのだ。
が、歳を重ねるにつれてエリコルは手がかからなくなった。
2頭まとめて連れ出してもこちらの工夫次第で
片方が一方的に割を食って負け犬になってしまったり
片方がもう片方に悪いことを習う心配はなくなった。
ドグスポ競技犬としては私の犬育てのボロが露呈しまくりの
彼らだが、家庭犬としてなら本当にイイコ達だし
何歳になっても落ち着きのない性分は変わらないエリーも
昔と比べて運動要求量が激減した。
更に私は仕事をやめたので時間を作りやすくなった。

エリコルはコギにあるまじきコンパクトサイズなので
彼らを中型犬1頭と計算して・・・という
強引きわまりない方程式が私の頭の中で立ち上がり
念願の新しいワンコOKという回答がはじきだされた。
posted by NAO at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | カーラが来るまで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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